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弊社は毎年、海外展示会に積極的に出展し、皆様とお会いできるのを楽しみにしています。金型に関するお悩みがございましたら、事例の共有や情報交換を通じてお役に立てれば幸いです。

プレス加工、金型の技術動向 (静岡大学 早川 邦夫)

メディア情報

日付

2024-09-27

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プレス金型・加工の未来とは 100 年に一度と言われる自動車産業の変革期である 現状において、日本の金型、モノづくり技術をよりいっ そう向上させ、時代に合わせた製品や金型を製造する ための不断の取組みが重要である。  そのために、役立ちそうな手段は充実してきている。 解析技術、測定技術、加工技術、プレス機械の性能の 向上により、ひと昔前で実現が困難であった工程も今 では実現可能な場合がある。加工の原理・原則を踏ま えたうえで、製造上の効果的なアイデアをいかに具現 化するか、より柔軟な発想力と加工に関する基礎的な 知識の融合が今後重要となろう。  一方、キャッチアップすべき技術の範囲は非常に拡 大している。例えば、デジタル技術の進化では、 CAD / CAM の時代から、有限要素法を用いた CAE が工程設計の最重要ツールとなって久しいが、 現在ではその精度向上のためのさらなる理論、デジタ ルツール(3Dスキャナ、最適化ソフトウェア、サロゲー トモデルの利用、ビッグデータの収集と処理、AI の 利用)などが登場している。このような状況のもと、 それぞれ得意な分野を有する人やグループ間における 産学官連携の重要性が大きくなる。経済産業省や特許 庁でも、製品開発や技術改革、研究開発や組織改革な どにおいてほかの組織や機関などがもつ知識や技術を 取り込む、オープンイノベーションに関する取組み 1)、2) が進められている。また、基本的に産学官の連携が求 められる戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事 業、現 Go-Tech 事業)なども行われている 3) 。共同 研究の重要性は今後ますます大きくなると思われる。 以下では、いくつかのキーワードをもとに、主に最近 の報告を引用して、最新プレス加工、金型の技術の動 向を概観したい‧